職場で地震〜。

今日はこゆタイトルの日記を書くひとが相当数いるんだろうけど。


夕方、続けて大きな地震が数回あった。あたしは古い古い建物の
6階のはしっこで、キャスター付きの椅子に座っていたのですが
誰かが悪戯で椅子をグラグラしてんのか? っつーくらい揺れて
びっくりする。周りに吊るしてある高級スーツやらなんやらが
おもしろいくらいに揺れている。これはただごとではないぞ??
というくらいの揺れをかんじたのですが、外の様子は見えないし
今日いるところからは館内放送も聞こえないし、お客さんの姿も
見えない。いま一体、世の中がどうなっているのか、全くわから
ない。なんだか不安...。


そばにいたコンドウさんが
「おおえさん大丈夫?」と聞いてくれ
「なんか揺らされて酔っちゃったよ...気持ち悪い」
「顔色悪いよ」
「コンドウさんは?」
「大丈夫。でも怖いよ。続くのかなぁ? 私、父が阪神大震災
 被災しててさ。地震ダメなのよぅ...」
と、ふたりして泣きそうである。


コンドウさんは社員さんなので、店内の見回りに行き、私は
持ち場(人目に着かない裏レジ)を離れられないのでひとり
残される。陸の孤島...。なんの情報も入らず、なにも見えず、
この情報化社会でこんなに心細いことがあるんだなぁ、と
呆然とする。が、ダンナとねこちゃんの安否が心配なので
とにかくダンナにメールしてみる。ダンナは無事なようだ。


とにかく状況がわからない不安が募り、外に出たら東京は
壊滅状態とか、帰るはずの家がないとか、そんなだったら
どうしよう...と思うが、かわるがわる様子を見に来てくれる
人たちが存外呑気なので大丈夫だろう、と思い直す。でも
不安が払拭されるわけではなく、オロオロといろいろ考える。


震源地は新潟だって」とか
「新幹線が脱線したってよ」とか
少しづつあたしにも情報が入りはじめる。


あ、今日、引っ越し作業をしているはずのあのヒトは、荷物の
下敷きになったりしてないかしら? とか、もうすぐ産まれそうな
あのコとあのコは大丈夫かなぁ? とか、新潟といえばあたしが
いま人生賭けて挑もうとしていることの強力な重要人物のご実家
があるトコロじゃないの、もしたいへんなことになってしまって
いたら全部白紙に...? などと思って、ひとりひとりに連絡を
取りたい衝動に駆られるが、なにぶんハッキリした状況が全然
見えないのでどうもできない。ほんとにたいへんな状況だったら
あたしなんかと連絡とってる場合ではないだろうし。


とにかく終業時間を待ち、走ってロッカーへ。着替えていると
なんだかなかよしさんからじゃんじゃんメールが届く。
みんな大丈夫だ。地震の話題じゃない人もいる。
おウチに帰ってテレビをずっと見る。東京の話題は全然なくて
おウチもどうもなってなくて、ほんとに東京はたいしたことが
なかったんだろう。
あたしはあんなに揺れたのに...。