そんなアナタが好きなのよ

西荻翔丸(ラーメン屋)が今月いっぱいで閉店して
大久保駅前に移転するということで、さよなら記念に翔丸
いつもは頼まない「中盛」にしてみたら苦しかったッス。


以前も書いたかもしれないけど、いちばん印象的な
出来事は「お客の人生 全否定」なエピソードですかね。


気難し屋で知られる大将、店長、店主(どれが適切?)
なのですが、以前、食べに行った時、テーブル席に
3歳くらいと1歳くらいの子供を連れたご夫人がいて
「チャレンジャーやなぁ(微笑)」と思いつつ隣に座った。


しばらくするとバギーに座っている下の子がグズリ出す。
上の子は歌ったり、グズったり、目前の事象の感想を
元気に述べたりしている。母親はそのたびにたしなめて
いるのだが、なにしろ状況判断ができない年頃だもんで
まったく意に介さず、という感じでわが道を行っていた。


時間を追うごとに、奇声が響くたびに、店主の様子が
あきらかにイライラしたかんじになり、とうとうその
親子連れに一言、
「子供の教育、ちゃんとしてもらえませんかねぇ?!」
と、おっしゃいました。笑。


「静かにさせろ」でも「出て行け」でもなく、
「ちゃんと教育しろ」と。
これは...いま、この現状でどうできることでもない...。
生き方そのものに対するダメ出しぢゃぁないですか。
超ウケるんですけど(←使ってみたかっただけ)。


あのくらいの子供を二人連れて外食しなくてはならない、と
いう状況がもしあったとして、あんな狭いラーメン屋さんは
チョイスしないであろう。なので、翔丸に対する思い入れが
あったりして、気が引けるけれどもでもぜひ、みたいな感覚
でいらっしゃっていたかと推測するわけですが、あんまりな
言われよう。ほどなくしてそそくさと店を出る親子で。


ちょっと気の毒やな、と思いつつも、しゃぁないな、とも
思った。翔丸に行ったことのある友人どもは「あ〜ぁ、もぅ」
と一様に仕方がないなぁ、という反応で。そんなかんじでも
人気のあった翔丸よ。西荻では6/30までだそうです。急げ。