職質ヤメテ!

アフター5に映画2本だて〜。さすがに4時間半はキツかったが。


現在、池袋の新文芸座で日本映画の特集? をやってまして、日替わりで話題の映画
2本ずつ、を上映中なのでございます。本日は『黄色い涙』と『僕は妹に恋をする』
の日で、タイムテーブルを調べてみたら18:00〜22:30というのがあったので、仕事
終わってから急げば間に合う、が、ぎりぎりか? という状態だったので急いで退社。


JR に乗り換える為に高田馬場に降り立つと改札付近がもの凄い混雑。そしてなんか
妙に殺気立っている。なんだろう? と状況の把握に努めてみたところ、神田で発生
した人身事故のせいで山手線は内回りも外回りも運休だというではないか。時計は
17:40。電車で5分くらいとそこから駅を出るのに5分、会場まで徒歩5分強。
ほんとのほんとにギリギリだ。あ、でも電車走ってへんのか。ど、ど、どうしよう。
と、そこで逡巡すること数分。諦めて帰ろう、最後に改札付近まで行って様子を
伺ってから...と改札へ近付いたら「運転再開よぅ〜♪」というアナウンスが。
「らっきぃ〜♥」とばかりに小走りで電車に乗り込む。ぐふ。池袋駅からも大雨の
中をぴゃ〜っと走り抜け、無事に間に合いました。ああ、よかった。


客層として松本潤目当ての女子が多いのかと思いきや、客席の7割以上がおじさん。
おじさんってのも50歳以上、ってかんじの。ワタシの2ツ隣には「ちッ。ちゥ」と
終始歯をせせるオヤジが。右前方には20分に1回くらい大きな音を立ててハナを
かんだりクシャミをしたりするオヤジが、左後方にはおかしくもないシーンで爆笑
するオヤジがいて、ほんと訳分かりませんでした。笑いオヤジは『黄色〜』の
ストーリーを観てたら笑うどころか「ざ、残念...」と、涙を流しかねないラジオの
のど自慢で章一くんが鐘一つ、のシーンで大爆笑。『僕妹』の松潤がドSキャラで
「じゃぁ俺と付き合うか。好きじゃないけど(怒)」みたいな台詞でも大爆笑。
しかし笑うべきカレー鍋爆発事件のときや、横山ホットブラザーズが出たときには
静かでした。おっさんのツボはどこやねん。さっぱりわからん。


どうでもいい情報かもですが『黄色〜』の音楽はサケロック、『僕妹』の音楽は
大友良英さんなのですよ。大きな音で聴くとやっぱりいいなぁ。『僕妹』のサントラ
買おうかなぁ。映画はぜんっぜん好きじゃないけど。意図的に長回しで録っていて、
例えば屋上に上がる、というシーンとか、通常なら2、3段上がって踊り場くるっと
回って、2、3段上がって、みたいな描写がよくありますが、3階分くらいただ昇る、
1分とか、そういう時間の使い方をずっとしてて、一部なら効果的かもしれないけど
ずーっとそうだと間延びした印象だなぁ、あたしは。ハッキリ言ってタイクツ。
あれ、凝縮したら1時間で収まるよな、とか思うワタシに映画を批評する資格なんで
ないんですけどもね。編集しないで撮った分全部流してるの? ってかんじで非常に
うっとうしいったら。


とかなんとかいって、今日観たどっちの作品も DVD で所有しておるのですがね(笑)。


帰ろうと池袋のいかがわしい通りを歩いてたら、職質されている若者が。ウエス
ポーチの中のものをひとつひとつ取り出しては「これはなに?』と聞き続ける警官。
ちょっと笑ってしまったですよ。私から観るとまったく普通の青年に見えましたけど。