JR。

夕方、阿佐ケ谷駅での架線トラブルの影響でダイヤが乱れに乱れているときに
通勤ラッシュがありまして、あたしも混乱状態の現場におりまして大変でした。


東西線から中野経由のJR直通運転が中止になっていて、強制的に中野で
乗り換えることになる。中野で降りてホームを移ると、ホーム大混雑で
落ち着いて立つ場所が見つからず、とにかく階段付近から離れた方が
良かろうと思い、ホームの端まで歩く。が、そこもやっぱり人だらけ。
仕方がないのでババ混みの中、なんとなくできている列に並んでみる。


するとホームにアナウンスが響く。ホームがあまりにも混雑していて
あぶないので、コンコースからホームに上がるのを規制している、と。
長いこと生きてますが、そんな話は聞いたことがないんですが、ここに
これ以上の人が詰めかけたらそりゃ危なかろう、というほどの人人人。
ってか、コンコースは一体どんな騒ぎになっていることやら。と思う。


ようやく来た電車には乗り切れず、半分ぐらいがまだホームに残る。
私も残る。やっとなんとか乗ってみたけどぐゅうぐゅうのスシ詰め。
昔、泉昌之かなんかの漫画にあったけど、電車の底部を残してサイド
と天井をパカっと外したら、押し寿司のシャリみたいに人間が残り
そうなくらいの、まさにスシ詰めなのであった。
（江口寿史だったかもしれない。ぐゅうぐゅうは東幹久）


そんな中、私の目の前に立っていたノースリーヴの女性が、ムリクリ
つり革に手を伸ばす。そして掴んだ。私の視界いっぱいにワキ。腋下。
豪雨でみんな汗ばんでて、スシ詰めで、ハナ先にワキってどんな拷問？
ってか、ちったぁ気にせんか、普通？ いや、気にはなるけど、足腰が
丈夫でないとか、お腹が痛いとかで、やむを得ず掴まってはるんだわ、
と自己欺瞞でやり過ごす。iPOD では gaji の hatchet jagg が流れてて
「なんてカッコいいんだろう」と、この状況が「なんて切ない...」という
ので涙がマジでちょっと出たよ。まいったね。ああ、まいったよ。